私たちの理念

いくらの郷のスタッフはこう考えています。

 生を受けた誰もが持ち場と出番がある、夢が溢れる社会を実現していこうと思う。しかし現代社会はこのような願いとは裏腹に、病的な社会現象が溢れている。不登校や引きこもり、ニート、うつ、自死願望などで、特に若者に顕著な傾向となっており、健全な社会の発達、発展に暗い影を投げかけている。

このような現象は町内にも散見され、憂慮すべき課題として認識するものの、手探りの対応で取り組みが遅れてきた状況にあった。

 行政の大きな課題となり、南部町内の社会福祉法人(南部町社会福祉協議会、社会福祉法人伯耆の国、社会福祉法人祥和会)と、病院などの関係者が集い対策について話し合った。

いくらの郷において、これらの状況にあって苦しんでいる若者支援に取り組み、誰もが持ち場と出番のある一億総活躍の地域共生社会を実現しようと決意した。

社会福祉協議会は行政の補助を得て、いくらの郷の整備、引きこもり者などの把握と利用への導き、

伯耆の国はいくらの郷の実質の運営責任を果たし、

祥和会はいくらの郷での訓練終了時に出口戦略として職場体験を担うこととした。

皆がかけがえのない大切な社会の構成員であり、一人一人が事情も状況も異なることから、それぞれに合わせたサポートを果たしていかなければならない。苦しむ若者の支えは価値ある仕事である。社会復帰が実現したのなら、例え一人でも大きな成果と考えよう。一燈照隅、万燈照国(一隅を照らすささやかな一燈でも、千燈、万燈よれば、地域を照らし国を照らす事が出来る)を胸に、小さな取組が南部町でスタートした。

 このような活動を通じて中山間地の活性化、移住定住のCCRC、特産品の開発などを実現し、地域共生社会モデルを目指すものである。

平成30年8月26日

                    いくらの郷所長ほかスタッフ一同