若者支援事業

 長い間、ひきこもり状態にあった若者の一般的な特徴など

1、他人との出会いや交流が苦手。人目を避ける。他人がどう思っているのか気になる。挨

         拶はできない人が多い。

2、スマホで世間とつながっており外部情報は入っている。

3、情報に反応はするが、深い読み込み吟味までには至らず、偏った見方思い込みがある。

4、夜型で早起きは苦手。家族との会話も少ない。孤立感を持ち負のスパイラルに陥ってい

        る。

5、食生活も菓子パンなど簡単なもので済ませる傾向でアンバランス。

6、父親に殴られたり、学校でいじめにあって不登校を経験している人が多い。

7、勤務の経験があっても、人間関係で失敗している。

8、心の病を中心に病気を抱えており通院、服薬の人が多い。

9、このままではいけないと自分では思っているが、具体的にどうしたら良いか分からな

          い。

10、家族は世間に知られたくない思いでいる。

 

   一般的に上記のような特徴を持つ若者支援はとても難しい。特に家から出かけて「いくらの 郷」へ通うということが、最初に乗り越えなければならない高いハードルと思われます。

このハードルさえ乗り越えて頂ければ、社会復帰に向けた支援には自信が出来ました。

5月から始めた取り組みで上記の大部分が改善され、現在では11月には修学旅行に、12月には最終研修と位置付けている祥和会(知的障がい者支援施設)での就労体験へと計画が進んでまいりました。

   

 いくらの郷は専門的な知識を身に着ける場所でもないし、お金を稼ぐ場でもありません。また職を探す場でもありません。何よりも豊かな自然の中で農林業の作業などを通じて、元気のよい体を作ることを一番の目標に掲げています。体が元気になれば生きる力も意欲も湧いてきますし、自信もつきます。また忍耐や持久力も身につくという事を話しています。退屈しないように日々の作業も目先を変え、加えて作業の前後に様々な講話をして、作業の意味や背景などを説明しています。

 指導方針として、四季に変化する自然の豊かさを心と身体に取り入れることによって、持って生まれた自然人としての人間力の回復を目論んでいます。具体的には四季折々に咲く「花」に関心を持ってもらうようにしています。部屋には花を絶やさないように生け花を心掛け、花の名前、効能なども話し、日本ミツバチ管理で関心を持たざるを得ないように指導しています。いくらの郷の卒業時には日本ミツバチの箱を製作して持ち帰って頂き、社会復帰後も自然に関心を持って頂くようにと考えています。

2018年9月


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