伐開作業
この山桜の木は伐倒しません。花の先に大山が見える風景を残したいとクズ退治しました。20年以上手つかずで放置してあり原野化していますから、クズも遠慮なしに絡み付き伐開作業は難渋を極めました。
65歳を過ぎても童心が首をもたげてきて・・・・昔を思い出して猿のような真似もしてみたい。・・・ではありません。
本当はクズのツタが絡まっていて、雑木を根伐りしても単純に倒れないのです。恐る恐る登ってツタ切りをしました。低い位置からでしたが、滑ってお尻から落ちてしまいました。
絡まったクズに笹の太い軸枝、刈り払い機も高回転の作業となります。
今までの草刈作業がなんと楽だったことか、急傾斜地でこれ位の作業を1時間も続けると、ものを言う元気も出ないほど疲れてしまいます。
種田山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」ではありませんが、「分け入っても分け入ってもクズの山」
手前の太いクズのカズラを見てください。クズの山にふさわしい暴れぶりです。
それでもとうとうクズをやっつけて、目途を付けました。秋には火を入れてきれいに燃やし整地が完了します。また冬前に笹枯らしを撒いて、笹の征伐も行います。
お越しになった皆さんに、サクラの先の大山の雄姿をベンチから楽しんで頂きますよ。
皆でクズ征伐の終わった法面の上に立ち、眺める大山の眺望は格別です。
山並みの先に今日は変わった雲がたなびいて、大山もいっそう美しく見えました。
遠くにいくらの郷の加工所が見えます。ほ場も色ついてきました。
万歳三唱、この気持ち分かります。