秋も深まり

 11月1日、今日は春からの関係者が集まり、いくらの郷の「こぎ祝い」です。(収穫祭のこと)

午後には野川副知事もお見えになります。そこで薪ストーブの火入れ式をしました。10月下旬から朝夕が随分と冷え込み、女性スタッフからリクエストが寄せられ、ついに暦で日を見て火入れをしました。

小さな木切れに火を点けて、徐々に大きな木に燃え広がらせます。いきなり大きな薪に火をつけることはできません。

 勢いよく燃え上がり、優しい暖気が一気に拡がります。暦を見てと書きましたが、このような折に暦の大切さを話しました。

日本では602年に百済から伝えられた中国暦が最初のようですが、北京市郊外の小学校を訪問した折に、立派なプラネタリウムが設置してあり、かの国の歴史の長さ、懐の深さなど驚いた話や、2010年、沖方 丁さんの本屋大賞受賞作「天地明察」を紹介し、暦の教養を深めていただく事としました。

 11月3日はかまくら祭り、南さいはく地域の収穫祭です。絶好の日よりに恵まれ、多くの来場者で賑わいました。いくらの郷加工所で製造した特産の「カリカリ梅」もたくさん買って頂きました。

研修生も入蔵集落のテントで農産品の販売に協力し、公民館での反省会にも同席しました。

集落の皆さんにも可愛がって頂き、何の違和感もありません。

11月7日

 稲刈りの終わった田んぼと、遠く秋色に彩られつつある、山並みが美しい自然です。今日は田んぼの畦畔の枯草を燃やしました。

 春の枯草を燃やすのは上からが鉄則ですが、秋は下から燃やしても大丈夫でした。

春はよく乾燥していて一気に燃え上がり、山火事を起こすことがありますから、上から燃やすようにします。

 

 S君は都会育ち。枯れ草燃やしは初めての経験で、火の暑さと興奮で汗びっしょり。満面の笑みで面白くてたまらない様子でした。

 あちらこちらに火を点けて一気に燃やしたいところですが、日陰になる法面は燃えが悪く、白い煙が立ち上がります。 


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