スタッフへのクリスマスプレゼント

 素晴らしい快晴に恵まれた一日、最後の大仕事が待っていました。米子に近い里部の田んぼでのサトイモ掘りです。無料でと言うご好意に甘えて出かけました。目の前に美しい大山が拡がる絶景ですが、辛い作業でした。

 

 こんな大きな土の塊の中からサトイモを取り出さなくてはなりません。

 コンテナ山盛り5杯も頂きました。持ち帰ってサトイモの根を切って1個づつ整形し、イモ洗い水車に30分も掛けると、白くてきれいなサトイモになります。

 

 それを水洗いして計量しますが、時間がたてば赤くなって商品価値が下がるので、直ぐに真空パックに詰めなければなりません。正月用のお料理に人気です。

 つるし柿も白い粉を吹いて美味しくなりました。正月の神様飾り等に需要があります。頑丈しなければ木の上で腐ったり、カラスの餌になるばかりですが、このように干し上げてきれいに包装すれば、立派な商品になります。いくらの郷は若者支援を通じて、地域活性化に繋げていこうと考えています。

 12月28日、今日は職場体験実習に出かけていた研修生二人が、職場の仕事納めを終えていくらの郷に帰ってきました。久しぶりに見る元気な顔には自信が溢れ、今の状況が満足いくものであることが読み取れました。一緒に取り組んだスタッフで、年越しそばを食べてお祝いをすることとなりました。

 初めての給与で、S君は両親と温泉に行こうと考えていると話し、母子家庭のY君はお母さんに電気調理のナベをプレゼントしたと語ってくれました。

これ以上の話は聞かれません。スタッフには少し遅かったけれども、最高のクリスマスプレゼントになりました。こみ上げる喜びを乾杯で祝い、来春からも引き続き今の職場で働くこととなった2人の前途を祝い・・・・久方ぶりの美味しいお酒となりました。

 この日、いくらの郷は初雪が降りました。

どうなることかと心配してスタートした若者サポートも、皆が力を合わせて素晴らしい成果が生まれ満足しました。多くの皆様の協力の賜物であり、ここに厚くお礼を申し上げます。

来年も引きこもり青年などのサポート活動に微力を尽くしたいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げ、年末のご挨拶とします。ありがとうございました。


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