基礎工事完成

 連休までに生コンを打設しておきたかったので、天気予報の降水確率は高かったのですが、運を天に任せて生コン車の手配をしました。木の葉が風にあおられ、基礎穴にたくさん吹き込んでおり、最初に掃除をして掛かりました。

 運が良いとしか言いようがありません。朝方まで雨が降っていたのに、生コン車が到着するころには日が差してきたではありませんか。しかし地道は滑ってハウスの近くには上がらないので、軽トラックで運搬しました。

ところで見慣れぬお方が2人、助っ人に現れました。1人は伯耆の国の職員さんですが、他の一人はブログを読んで米子から応援に駆け付けた所長の友人K君です。思いがけない応援で大助かりです。

  トタンを敷いて生コンを流し込みました。トロトロと流れるようなイメージですが、重くて流れません。鍬で掻き下ろさなければなりません。黒い帽子でしゃがんでいるのは、神出鬼没のAさんです。今日は最初から依頼しました。

 ベースの生コンを打設してから、真中どころに鉄筋を入れました。

 50㎝角で厚みが20㎝の基礎です。下には敷き固めた砕石が20㎝以上ありますから、基礎としては上等と思います。(工事屋さんのお墨付き)このような基礎を9つ作りました。

 次にはスリーブの位置を決めます。糸の交差点より鉄筋の棒を下げてみました。糸の先に分銅をつけてと考えていましたが、風が強くて動くことから急きょ鉄筋の杭で代用しました。

 糸の交差点の真下にスリーブが来ています。しかし基礎は糸に対して曲がっており、恥ずかしい出来上がりですが、根が張っていた事でもあるので・・・・等と言い訳をしながら、自分に甘い評価で呑み込みました。

 羽子板を差し込みました。前側か後ろ側に差すのか意見の分かれるところですが、万一、束が倒れるようなことになっても、前側なら少しは抵抗になるだろうと考えました。

 見事に出来上がりました。ようやくここまでこぎ着けましたが、昨年頑張った研修生のY君やS君との暑かった夏の作業など思い出して、感慨一入でした。

 斜面ですから上下の塚の長さは当然異なります。その上に写真の様に左右の束の長さもそれぞれに違っています。

加えて大引きの厚みも一定ではありません。9本の束の長さを調整して、上のデッキ表面で水平になるようにするには、素人では難しい技ですから、大引きを敷設するところは本職にお願いすることとしました。

 いくらの郷の遅い春です。今頃菜種が咲きました。左端には遅咲きの山桜も咲いていました。孟宗竹の葉は黄色がかって少し弱っています。昨年は竹の子がたくさん採れましたが、今年は裏年で竹の子が少ないのです。山野は厳しい冬を乗り越え春を迎えましたが、春は萌黄色の育みの色調に覆われ、「いのち」の喜びを精いっぱいに表現しています。この「いのち」が繋がった喜び、ダイナミックな喜びの躍動感を心と体に取り入れて、生きる力にして頂くのがいくらの郷のサポートの基本です。


 菜種にレンゲです。ミツバチが忙しく訪花して、菜種畑がブーンと唸っています。中に黒っぽい蜂もいますから、日本ミツバチもどこかに巣をかけて、採蜜に余念がありません。分蜂して待ち箱に入ってくれると良いのですが・・・。いくらの郷が美しく輝く平和な春の営みです。


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