ツリーハウス材料集め

 先生から求められたツリーハウスの材料は、「20㎝以上のヒノキ材で長さ5m」の規格です。しかも乾燥している事と言うものです。

間伐事業で切り捨てとなっている材料の中から、規格に合致した材料を探しました。不足する材料は立木を枝付のまま伐倒して、乾燥するまで暫く待つ事としました。

 この日はスタッフ5人とボランテイア1人の6人でしたが、「20㎝級のヒノキ5m」は重くて持ち上げるのが精いっぱいです。道路があればユンボで吊り下げるのですが、ここは少し離れた場所にあり道がないのです。

 結局引きずり出す事としました。スタッフのTさんとボランテイアのAさんが木の端を持ち上げます。その瞬間に所長と理事長が引き出すのです。昔、馬に引かせて山から木を出していましたが、正にそれです。思ったより楽に動きました。

 ようやく道路まで引きずり出しました。これから皮を剥いで製材しなければなりません。

 小径木も必要だろうと考え2人で運びました。

 みんなヘトヘトです。Tさんのみ真っ直ぐ立っていますが、若いって良いですね。

 山仕事はきついのですが、皆でやれば楽しさに変わります。Nさんにお茶や塩飴など用意してもらって休憩です。

 森の音楽堂の予定地がすぐ横にあります。小さな木は伐っていますので、かなり雰囲気が良くなってきました。

不要な木を伐ってきれいに整地すれば、明るくて風通しも良くなり、ツリーハウスと共にいくらの郷のシンボル施設になると思われます。

 木々の間に音楽が流れたら、どんなに素敵だろうと思います。下の平地にステージを作って、周囲のスタンドから聴くのです。発電機の置き場所をどこにするのか、スピーカーの取り付け場所は等と思いが巡ります。

 道路があればユンボで何とかなります。好きな大きさのヒノキが立っていますが、乾燥している事と言う条件があって難しいのです。

いくらの郷地域は一昨年から間伐事業に取り組んでいます。数十キロに及ぶ作業道がついて、きれいな造林地に蘇りました。間伐材は殆どすべて搬出されています。

 軽トラックまで運び出しました。

 結構な量を集材しました。手前の竹は、枝の上でツリーハウスの土台の形をイメージするのに必要と言う事です。

木材市場にでも行けば好きな材料が簡単に手に入るでしょうが、それでは研修になりません。夢の実現にスタッフと共に話し合い、自分の体を使って汗を流して、元気になってもらうのです。


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