マタタビ酒

 同じマタタビでもこんなに違います。左から開花の時にマタタビノアブラムシが卵を産み付けなかったもの。真ん中はそれが熟れたもの、右が卵を産み付けられて異常発育し虫こぶ状となったもの。薬効があり生薬名をモクテンリョウと言うのだそうです。この実を漬けるのです。

 コブの出たモクテンリョウと正常に実を付け生育したマタタビです。

 猫にマタタビと言いますが、マタタビを与えると大方の猫がハイな状態になり喜ぶようです。

  漬けるのにはヘタを取ってゴミ掃除をし、水洗いして乾燥させてから漬けます。根気のいる作業ですが、暑い夏を乗り切りましたから、この程度の作業は何ともありません。

 

 生のマタタビ500g、35度ホワイトリカー1.8リットル、氷砂糖300gで漬け込みました。半年くらいすればマタタビエキスが抽出されて茶色な色に変わります。この20~30㏄を毎日お休み前に飲むのです。冷え症、利尿、強心、神経痛、疲労回復などに効能があるとされ、生薬の極みのような山里の宝物です。

なお正常に発育したマタタビは塩漬け等で食します。

 

 今日は日本ミツバチの巣門3個と、マタタビ酒の漬け込みができて、随分と充実した一日になりました。

 

 結局、3キロのマタタビを6つの大瓶に漬け込みました。


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