薬膳など統合医療事業

 いくらの郷の若者支援の成果は何によるものなのか、何が良くて利用者の状態が改善したのか知ることは、関係者はもとより同じような取り組みをする他団体などの参考になります。

日本統合医療学会ではエビデンスがはっきりしなくても、間違いなく効果がある各種伝統医療や補完・代替医療を統合医療という名で束ねて、毎年学会を開催して情報交換やエビデンスの積み上げを行っています。

そこで日本統合医療学会山陰支部メンバーとなり、学会のご指導や情報提供などを受けることができるアカデミックなバックグランドを用意しました。作業療法、エネルギー療法、ヨーガ、園芸療法、音楽療法、森林セラピー、芸術文化療法など、一つ一つの取り組みに意味を見出しながら取り組むこととしています。

 

 統合医療の中で重要な位置を占める「食」について、薬膳料理に取り組むことにしました。薬膳インストラクターの資格を持つ管理栄養士を配置して、宿泊客には地元産品と薬膳効果のある料理の提供を心がけています。

さらに自然豊かな薬膳素材が豊富に眠る地域の再発見と、これを活かした地域活性化や特産品づくりにつなげたいと考えています。

 

 春には集落の皆さんに集まっていただいて「邦楽の夕べ」を開催しました。琴と尺八、詩吟でしたが、音楽は人の心を開き、つなぎ、豊かにさせ・・・・様々な効用が言われています。ニートや引きこもりの若者を受け入れる入蔵集落の皆さんが、一層心を開き、つないで、明るく迎えて下さるようにとの願いを込めました。


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