水車発電

 サトイモ洗いも一段落したので、新人のI君と水車発電に取り掛かることとしました。夢を語り合った先輩の研修生と描いた構想を伝えて、これを引き継ぎクリスマスイブには電気を灯そうというものです。

 既存の水車にベルトを点けて自転車用の発電機でライトを灯します。スライダー1枚目は木の棒をベルトが外れないように一番外側に取付けます。I君はねじを打つ位置がばらばらにならないように、あらかじめ棒にマークをつけています。2枚目はベルトをかけるための蓋を用意しました。試行錯誤の末、最後は小さな蓋の外側に大きな蓋を固定して、ベルトが外れないようにしました。3枚目は発電機を固定し、ベルトが左右に動かないようにガイドを設置する準備です。4枚目はアース用端子の電線を取り付けました。

 ベルトが外れないように、一番外側にベルトカバーの棒を取り付けましたが、回転中にベルトが引っ掛かるため、最後には外側に大きな蓋を取り付けましたので、これは無駄な作業になりました。

しかし私たちは無駄な作業とは思いません。やって見なければ分からないことが多いのですから、いくらの郷では先ずやって見ると言う事を大切にしています。頭で考えるより、行動する、動くと言う事です。

  ベルトが引っ掛からないように、棒の先端を斜めに切り落としました。水車は回転中に負荷のかからない方に移動します。水車の重さのバランスであったり、水のかかる水量であったりしますから、絶えず左右に移動したがります。移動すればベルトの位置が変わり、水車の羽やベルトカバーの棒に引っかかります。写真は棒の先端を斜めに切り落としています。 

 このようなイメージで発電機が回ります。

 これは普通のランプですが、LEDランプにすれば良く輝きます。僅かな発電量ですからLEDランプに切り替えようと考えています。

なお、アースは発電機本体に接続しました。微弱な発電量のため、大地へのアースではランプの点灯とならないようです。

 夕方にかけて設置しました。クリスマスに間に合わせようと焦りましたが、ライトが灯りません。予備灯と言うのでしょうか、小さな明かりが点滅するばかりです。

回転数を上げることと、LEDランプに切り替えれば良いのだと言い聞かせて、本年の発電作業を終えました。


ご意見をお寄せください

メモ: * は入力必須項目です