庭には薪割り用に調達した木材がたくさんあります。チェンソーで玉切りをしていますが、割れやすいものと手こずらせるものがあり、一様ではない処に面白さがあります。
指導員のNさんが理想的なスタイルで割って見せてくれました。
理事長もTさんも総動員で割りました。S君もTさんも斧を振り下ろす時に、斧の端に手を揃えるのが怖いと言います。握力が無いのでしょうネ。斧の重さで割りなさいと指導しました。
展望台の木の伐開に出かけました。S君はチェンソー作業はだいぶ慣れてきましたが、伐開は初めてです。
萌芽再生と言うお話をさせていただきました。適当な時期に伐倒した木には、萌芽が発生して木が再生するのです。昔は炭焼きなどで大きくなったら伐倒しましたが、それでも20年も経てば元通りの森に蘇ったものです。
女性スタッフのお茶のサービスです。こんな山の中にまでお茶が届くのですから、恵まれています。
アナグマの巣を見つけました。人間の生産現場に近い場所に巣を作って、出来たものを頂いて自由気ままに生きていたのだと思うと、満更でもないなあと思いました。
雨が少し降った後にスーパーボランテアMさんの働きかけで、竹藪を刈って乾燥したものに火を付けました。燃えにくい処には油をかけて燃やしました。
ボランテイアのAさん、卒業生のY君などが手伝いに駆けつけ、総勢9人で2日間に亘り燃やしました。
ウッドデッキ作成用の板を製材しました。自動カンナで30枚もの4m板が、3時間ほどで終えました。
これに防腐剤を塗って仕上げをします。6面に塗るのでなかなか大変です。
ウッドデッキの完成です。賑やかに皆が見に出かけてきました。この上にテントを張っても良いし、憩いの場としても、子供たちの遊び場にしても良いと思います。
研修生S君も格別な想いで憩っています。重い4mもの土台を運んだ事など、走馬灯のように浮かんできます。苦労をした分、愛着もひと際強く感じます。
寝転んで色々な事を思いだしました。とても気持ち良い空間でいつしか眠くなって来ました。
下から見上げると空間に適当に木漏れ日がさして、いつもと違った風景が展開します。
木々が随分と近づいたものになり、栗の木とか、樫の木、ヒノキ等と名前で呼ぶようになりました。
大山もそんな心の変化を、優しい眼差しで促してくれます。