多様な5月

  朝夕にスイッチを入れてみるのですが、今朝初めてNO5が点灯しました。合計7つの発信機がありますが、裏山に設置しているものです。枯れ枝が落ちてもセンサーが起動するので、見に出かけるとイノシシがかかっているではありませんか。荒い鼻息で直ぐにわかりました。毎日の見回りがつらくて購入したものですが、早速に効果がありました。

 漁師さんを手配して現地に向かいます。解体される人にも電話しましたが、シーズンオフで無理とのこと。当方で解体しなければならないな等と胸算用しながら現場に向かいます。

 手頃な大きさのメスのイノシシです。この時期は山にタケノコがあるせいか、余り人里に出てこないので罠にかからないのです。これで5頭目の捕獲になりました。猟期ではありませんが、有害鳥獣駆除によって捕獲が許可されるものです。

  

 漁師さんが血抜きのナイフを入れます。血抜きが早くうまくいけば、匂いもなく美味しくいただけます。


 漁師さんに倣って自分も解体しましたが、研修生のS君が遅ればせながら来て、興味津々で見ています。「やってみるか」というと、「ぜひお願いします」とのこと。初めてという事ですが、そのナイフさばきが見事です。とにかく早くて無駄がなく、仕事がきれいなのです。これには驚きましたね。6頭目はS君にお願いしよう、これから解体については、先生と呼ばせて頂きます等と冗談を言ったことでした。


 春は農作業がたくさんあって大変です。今年はサツマイモを800本植えつけました。アブラムシ対策もして万全です。

 ピーナッツも植えてみようと、ポットに植えつけた種が芽を出さないか見ています。

 ネギに夏野菜など盛りだくさんです。「種」を撒いておかなければ、何事も始まりません。

 いくらの郷の前田には、月見餅の苗を植えつけました。何年も前に、千葉県より種もみを取り寄せて、種継して植えているのですが、粘りがあって美味しいので評判です。作りやすく、コシヒカリより1週間程度おそく収穫します。S君もすっかりエブリ使いが堂に入って、田の均しをとっています。

 女性スタッフも大忙しです。植え直しですが、上手にできるようになりました。

 


 ウッドデッキのNO2も、いよいよ佳境に入ってきました。今日は大ざっぱな水平が取れたので、いよいよモルタル塗りです。水平器を持ってきて、モルタルを詰めていきます。

 くつぬぎ石をおいて完成です。スーパーボランテイアのAさんの提案です。

 今日は時々雨が降っています。このような時でなければ、火をつけるのははばかられます。というのはこの時期は空気が乾燥していて、風に乗って思わぬところから火の手が上がるのです。伐倒していた山の木を集めて火を入れましたが、勢いで生の木も燃えてしまいました。

 ウッドデッキ第2号の完成です。ここでキャンプでもバーベキユーをしてもよし、16㎡以上あるので何をしても使い勝手が良いと思います。研修生S君が中心になって作成しましたので、思い入れも特別のようです。デッキを仕上げた喜び、自信、達成感など効果はてき面で、S君の研修も十分のようですが、もう1カ月お付き合いするようです。卒業したらキャンプが好きなので、奥様と2人で遊びに来てください。

 

 


 つつじが花を咲かせました。どの木もあまり花が良くないのに、この木だけは見事に花を付けました。上下どこからでもよく見える場所に咲いています。

 バラ園のバラも咲き出しました。どんな花が来るのか楽しみでしたが、深紅やオレンジ色など多彩です。今年は活き付いたのが精一杯で、どれも花は余り良くありません。手入れをして、来年こそは立派な花を咲かせようと思います。


 指導員Nさんの退任にあたり、何か記念品でも贈ろうかと理事長と話し、本人が希望して作った山桜の机を贈ることにしました。この山桜は所長の山で伐ったもので、無垢の厚い板を製材して、Nさんは机、理事長は置物用台、所長はテーブルに仕上げたものです。がっしりとした造りで末代物なので、大切にして記念に末永く使用して貰いたいものです。  


 指導員のNさんが、5月一杯で退職していきます。人生の最後ではないかもしれませんが、皆に喜ばれる良い仕事をしました。この経験を活かして欲しいと願いも込めて、花束を贈ってお礼の気持ちとしました。みんなと記念写真を撮って別れを惜しみました。


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