2人が再出発

  黒大豆を撒く用意をしました。赤い薬を塗って鳥(ハト)よけ対策をします。

何年も種継をしてきた所長の家の種ですが、種の更新の意味もあって、高価な「丹波黒」の種を一部導入してみました。

 種を撒く時期は、ねむの花が咲くころと言われていますが、暑い時期なので大変です。準備に除草剤を撒いています。

 1週間もすると目を出してきました。

 きれいに生えそろいましたが、これからは草との勝負です。

 家庭菜園も順調です。キュウリ、ナス、ピーマン、トマトなどを植えて楽しんでいます。

 トマトもこんなに大きくなりました。

ところで草が生えていませんが、本当は草との勝負で必死で草取りをしているのです。

 落花生です。ポット苗にしたものを植えたのですが、カラスが種を全部堀り出しているではありませんか。

でもこんなことで、くじけていては始まりません。これを植え直して、もみ殻を撒き、上に糸を張っています。カラスごときに負けてはならないと言う思いで、見事に再生したようです。

 サツマイモも除草も行い、立派に成長しています。草対策に米ぬかと、もみ殻を撒いてみました。米ぬかは脂分で、もみ殻は地覆いで効果があるようです。


 キャンプ地横のため池ですが、この時期には絶滅危惧種の「モリアオガエル」が、卵を産み付けます。白い球がいっぱい木についていますが、時期が来るとこの中からたくさんのオタマジャクシが目立ち、下の水の中に落ちて成長します。白く映っているのは全部卵で壮観です。全身が緑の美しいカエルです。

  

 埼玉からのA君が眞砂土の敷き均しを頑張っています。僅か1カ月ほどの作業でしたが、職場復帰しても良いと思える状態です。

ちなみに体重が20日間で4キロ減り、血圧が140/95が130/85に下がって安定的に推移しています。

 ひまわりの間の草刈りです。暑い時間にあえて行い、良い汗をしっかりかかせるのです。最初は筋肉痛が起きたようですが、今では身体が軽くなり、心も前向きで新しい作業が楽しめると言うほどになりました。

 

 S君もすっかり熟練して、もうどこに出しても堂々として、休んでいたなどとは思われません。7月には職場復帰しますので、もうお別れですが、「休みの時などに作業をさせて下さい」と嬉しい事を言ってくれました。

 今日は材木運びで、トラックに乗る適当な長さに切断しています。2人ともよく頑張りました。年齢も近いことから、会話や作業でもウマも合うようです。A君も1カ月が来ますので、埼玉に帰るのですが、自分自身の変化に驚いています。「自分が辛い時は人も辛いんだ」と思える自分の変化に気づきました。

 声を掛け合って投げるなど、互いを気遣う余裕も生まれています。「共に作業する仲間が頑張っている」と思うと、自分も頑張らねばと語ってくれました。相性も良かったかもしれませんね。 

 

 カリカリ梅の手伝いもしました。おばさんたちの会話に入っていくのに苦労しました。方言があって6割くらいしか分かりませんでしたが、笑顔と笑い声で、楽しいひと時を過ごすことができました。

2人とも卒業していきますが、汗を流しただけ思いの詰まったキャンプ場が出来つつあります。今度来るときは、奥さんや子供とキャンプを楽しんでくださいネ。

 A君もエネルギー療法を受けました。長年の肩こりがスーとほぐれて、下の方へ降りて行ったと言います。回数を重ねるごとに、凝りが柔らかくなっており驚いた、34年間、張り詰めていたものが、和らいでいったと語り、不思議がっています。いずれこの結果は、研究発表の場で紹介したいと思います。


 アシナガ蜂の巣で、中には幼虫がうごめいています。貴重なたんぱく源で、子供のころは競って食べていたことを思い出しました。豊かな生態系のど真ん中で、若者が作業を通じて本来の元気を取り戻していく事に、改めて自然の偉大さを思います。自らもその一部であるという自覚が、無意識のうちに芽生えて元気が出るように思います。 


ご意見をお寄せください

メモ: * は入力必須項目です