萌える草木

 2人が卒業してくれてホットしたのも束の間の事でした。この時期は草木が元気を出すので、草木と戦争でもしているようです。道や田んぼの草刈りは当たり前ですが、庭木、花壇、山に生える竹など、生きているものが総て元気を出すのです。田舎ではこの時期、草刈りや草取りに精を出さないと、やがて草木に埋もれてしまいます。「引き寄せて結べば柴の庵にて、とくれば元の野原なりけり」という事が実感として良くわかります。

 

 ところで先日卒業したS君(40歳)の、研修の前と後の結果が判明したので報告しておきます。

体重91・6㎏→85・7㎏ ▲5・9㎏   体脂肪率29・1%→25・1% ▲4・0%

BMI 28・3→26・3 ▲2・0    内臓脂肪(レベル)14・5→13・0▲1・5

基礎代謝量1859㎉→1818㎉▲41・0 体内年齢 47歳→42歳 ▲5歳

以上の結果でした。作業で汗をかき新陳代謝を良くすることで、心と体のバランスを取り戻した結果であったように思います。


  この時期は視察が多く、庭木の手入れは欠かせません。庭師を雇えばよいのですが、何でも自主自立の「いくらの郷」では、手入れも自前で行います。生垣バリカンを借りて、理事長が適当に選定しています。

この時期、萌える草木の勢いは止められるものではありません。命が躍動しているのでしょう。

 

 指導員のⅯさんも使ってやってみました。

 所長も花壇の草取りをしました。花が見えなくなるほどの草です。傘をさしていますが、この時期は雨が多くて、下が柔らかく抜けやすいのです。抜いた直後に泥を落とすように、良く振ってやることがポイントです。根を抜くと一緒に花も抜けてしまいますから、草取りも案外難しいものです。

 こんなに綺麗になりました。

 指導員のTさんも草取りです。前の畑は作物は良くできていますが、雑草も良く生えます。家庭菜園などにあこがれる人が多いのですが、草取りの努力の末に作物に恵まれる訳です。

 大豆畑の草がおごっていました。畝立て機で土寄せをしますが、大豆と大豆の間の草は手で抜かなければなりません。

 根気のいる仕事ですし、この時期はブヨが出てきて所かまわず噛むので大変です。面倒なことに水のきれいな場所に生息し、蚊は刺すのですがブヨは口で噛みつくのです。直ぐに手で毒を抜かなければ、傷口が固まって毒素が絞り出せなくなります。朝晩はたくさん出ますから要注意です。

 山を伐開した後に、竹がおごっています。伐った竹を側溝の脇に集めていますが、伐っても伐っても芽を吹きだすのです。放っておけば必ず竹藪になりますから、3~4年続けて竹を切らねばなりません。木を伐らずに放って置けばよかったと、後悔するようになります。


 助っ人のMさんがシーソーに板を打ち付けています。座るところが丸太のため尻が痛いのですが、これで解消します。もう一つ持つところを作らないといけません。子供が持つところが無くて、2人も落ちてしまったのです。オープン前から以外に人気の遊具です。

 

 大人が乗っても思わぬほど上がりますから、ここから落ちたら大変です。遊具も安全性に最大の注意を払わなければいけませんね。

 紐の長いブランコで遊んでいます。これも点検しておかなくては・・・作れば作ったで忙しいことです。

 いかだを作ります。子供の遊び用に,

上の堤に浮かべてみようと思います。竹を切らせてみると上手に伐ります。

 伐り始めはゆっくりと、最後は忙しく鋸を動かせて、切口がきれいに切れています。自分たちの子供のころは、孟宗竹を3本絡んでいかだを作りましたが、3本では安定しなかった覚えがあって、6本組としました。


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