A君の研修レポート

 A君は埼玉県より1か月の短い間の研修に来ていましたが、終了後、レポートを提出してくれました。何しろ短い研修期間なので効率的に集中的に作業を行う事を基本とし、効果的と考えられるカリキュラムに絞っての研修でした。

 職場の人間関係がうまくいかず、幾度かの挫折を繰り返して後に「いくらの郷」に

通い始めた人です。もともと野球をしていた事もあって体力もあり、潜在的に気力はありましたので、僅かの間に研修の効果が現れました。1か月経って元気で帰っていく姿に「がんばれ」と、心から職場での成功を願ったことでした。

 

大きな変化・・・大切な事「規則正しい生活」と「体力」と「気力」を養う事

 

1、数値的な事

イ、体重が20日間で118・6㎏が114・6㎏と4㎏も減量した。一日3食しっかり食べて良く寝て良く動く生活をしただけで、特別なダイエットを行なったわけではないので驚いた。  

 

ロ、血圧が140/95→130/85の数値で安定した。薬は飲んでいるものの、安定して平均値が10程度落ちていたことには驚いた。

 

ハ、血管年齢が実年齢34歳に対して33歳という結果が出た。ビフォーを測っていなかったが、体重も血圧も異常値だった自分が、エネルギー療法や体を動かす生活をすることで年相応の結果が出たことに驚いた。

 

2、身体の事

イ、良い汗をかくようになった。最近は汗をかきにくく冷や汗に近いものや、暑さから感じるものばかりだったが、身体を動かして出る運動の汗をかけるようになった。

代謝が良くなったと思う。

 

ロ、身体が軽くなった。物理的な事だけでなく、規則正しい生活と体力と気力を養うことで、一歩前に踏み出す身体が軽くなった。

 

3、心の変化

イ、気持ちが軽くなった。始めは新しい場所や人、物の環境に緊張が溶けず、周りを気にしながら考えることも多かったが、自然に触れ無心で作業に取り組み、周りの人達とコンタクトを取ることで、いつの間にか新しい物を使う事や新しい作業を行う事が楽しめる様になり、気持ちが軽くなっていった。

 

ロ、もう一歩、踏ん張ろうという気持ちが出るようになった。最近は「無理をしない様に」と考えると、つい辛くなると自分で勝手にブレーキをかけていたが、「今日はここまでやる」という目的意識や、「共に作業する仲間が頑張っている」と思う心を持つことで、自分も後一歩頑張ろうと身体を動かす気力が出るようになった。

また自分が「不安症」だから辛いと思い込んでいた環境が、病気でない人でも辛い環境であると分かる場面も多々あり、いつしか心のどこかで「不安症」を考えすぎるあまり、自分をセーブし過ぎているという事を感じた。


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