歳の瀬を迎えて

 今年のソバは、倒伏もせず立派に育ち、ご覧の様に花が咲き誇り、「今年は取れたぞ」と思わせる出来栄えでした。

 収穫の秋を迎えました。オペレーターも「良くできているなあ」と言って褒めてくれましたが・・・・。

結果は全く実が入っていなかったのです。撒く時期が遅かったのと、日照が悪く花は咲いても実にならなかったのだと思います。反省しお断りしました。

 慰めるように、卒業生からスイーツが届きました。このように、時々顔を見せてくれる卒業生がいて、この仕事は本当にやりがいがあります。

 吊るし柿は収穫時期に風がなく、カビが生えたり腐ったりと散々です。ネットで乾燥機に入れて、水分を飛ばし、冷凍庫に入れてから干す手法を学び、そのように進めてみます。

 半渇きのものを冷凍庫に入れます。風が安定してから冷凍庫より出して、ストーブで乾かしますが、固くなり過ぎるので、外に出して揉んでみます。白い粉が吹けば出来上がりですが、手間の掛かる事です。

 ナメコが生えていました。昨年の春に植えていたもので、ついうっかりしており、収穫時期が少し遅くなってしまいました。

 桜の木に植えていたもので、質としては最高のモノです。

 芋の収穫もあります。今年は、アブラムシの消毒をしたので、幼虫に芋をかじられることもなく、まずまずの出来でした。

 品種は紅はるかで、乾燥させています。このうち大きなものは農協の貯蔵施設に預けておきます。2月、3月ごろに出して、干し芋などに加工して売る計画です。

 イノシシの大物が掛かりました。2度罠をはじいており、警戒をしていたと思いますが、1年越しに掛ったのです。この下にある3アール位の田んぼの稲を、きれいに食っていたので、多分このイノシシの仕業だろうと見込みました。

 生け捕りにしました。この日は手伝いの人があって、案外楽に生け捕りしました。

 落花生の収穫です。いっぱい実がついて収穫が楽しいですね。

 苗の時に芯くい虫にやられ、他所から苗をもらって、遅くなってから植えたのですが、それでも立派に実がついてくれました。

 黒豆の様子を見ています。日照が悪いため果たして熟れるのか心配です。長い間種継をしてきたので、今年は丹波黒の種を新たに導入して、栽培の比較をしてみました。

 在来種は10日ほど早く熟れ、丹波黒は遅くまで熟れません。

刈り払い機を使って収穫します。

 いくらの郷の屋根下に干してから、大豆落としをします。

一杯積んでおいて、上から叩けばきれいに落ちます。 

 キャンプ場予定地のバラです。手入れもしなかったのに、美しいバラが咲いています。山奥には無い美しさですから、早くキャンプ場を完成させて、多くの皆さんに見てもらうようにしたいものです。


 頂きに雪をかぶり、美しい姿を見せている大山です。やがて来る厳しい冬前の、つかの間の陽光を慈しんでいるようです。

いくらの郷の運営も、いつも大山に見守られているという思いで取り組んできました。大山さんの前で、謙虚にわが身を振り返ってみることが日課となりました。

 今年は7月に研修生が卒業してからは後が無く、このブログも滞りがちになってしまい、ファンの皆様にはご期待に沿えず申し訳ありませんでした。来年もいくらの郷の運営は続けていますので、気軽にお越しください。

 

 この1年間、下手なブログにお付き合い頂きありがとうございました。良い年をお迎えになることをお祈りして、少し早いのですが今年のいくらの郷のブログを終えます。

 



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