正月のとんど祭りをしました。歳徳神(としとくじん、とんどさん)は陰陽道で、その年の福徳を司る神様だそうです。今年は2月12日が旧正月の元旦で、ツリーハウスも完成しましたので、ブログを始めるのにもタイムリーと思います。
今年もよろしくお願い致します。
今年の恵方は南南東だそうです。みんな神妙な顔をして、恵方の方角に頭を下げています。なんとはなく有難い気がするから不思議です。
入蔵集落も高齢化と人口減少で、いつまで続くことやらと少し心配になってきました。
昨年の11月以来、ツリーハウスの完成を夢見てきましたが、遂に完成しました。防水シートの上にカヤを引いた本格的なものです。下から見ればハート型で、ぬくもりがあって優しさが溢れてくるようです。何かの巣の様で、思わず中に入ってみたくなります。
よーく見るとツリーハウスの下から足が覗いています。これは何でしょうか。
木の細工はフクロウの爪をイメージしてあります。これで窓が2つあったら、フクロウの姿に似ていて「フクロウの巣」と言っても良いのですが・・・。小さな処にまで細工をして、こだわりがある人でなければ、こんな立派なツリーハウスは出来ないだろうと思いました。
裏側から見たツリーハウスです。
はしごは立派なもので、自然木の皮を剥いで手すりとして、無色透明なニスが塗ってあります。風で揺れたときには、上は固定され下が動くようになっています。
前の窓にも入り口にも、木の扉がついています。
ご覧のように手すりもボルトで固定してあり、ニスも塗って頑丈なものです。
吊りハウスは珍しく、作者の山之内さん曰く「自分の知っている限りでは、国内にはない」そうです。
最初の計画から随分と変更されています。
そこは臨機応変の技で、現場に合ったように作り変えることが出来るのですから、ここは作者を称えたいと思います。
つい誘われてしまうのです。ブランコにツリーハウスは合いますね。最初はいくらの郷の近くの山の上に作ろうと考えましたが、大山の眺望の良いこの場所を選んでよかったと思いました。
入り口を中から写したものです。手の込んだ木製の手すりに、堅牢な階段は安心感をもたらします。
下には研修生と一緒に汗を流した、ウッドデッキが見えます。家族連れでキャンプでもしたら、いい思い出になると思います。
中は思わぬ広さがあります。
6人くらいは座ってくつろげる広さです。緋もうせんでも敷いて、お茶会をしようと話しました。
ツリーハウスの中より見る大山です。いつも見ているのに、今日は特別に美しいです。ここで繰り広げられる感動物語を、何にも言わずにじっと見てくれています。