野口さんがいくらの郷の手掛けたビオトープで、地域再生大賞を受賞したという事でご挨拶を受けました。
野口さんは理念も行動力もある好青年で、これを契機にどんどん伸びて行ってほしい人材です。
研修生N君のお母さんより、手作りエッグタルトの差入れです。皆の顔が悦びで緩んでいます。
N君も通信教育を頑張って、2年生への進級が決まりました。やる気になれば出来る子なので、どうしてそれを引き出すかですね。
いくらの郷には駐車場がなく、空き地を利用していましたが、地主さんのご好意により賃貸借で、いくらの郷の前の田を駐車場に利用する事となりました。農地法申請のための測量です。
例年、お世話になっている岩佐さんより、今年も「ダイダイ」はいらないかとのお話を貰い、早速取りに出かけました。たわわに実った橙を一杯貰って帰りました。
立派なダイダイを沢山頂きました。ダイダイのコンポートやダイダイピールを作ろうと計画しました。
こういう食品になりました。多少苦みがあって、砂糖の甘さと程よいコラボレーションで癖になりそうです。
絵にかいて見た祠(ほこら)の姿です。全て写真と頭の中で設計しているので、他人には分からないのです。自分でも書いて見て始めて『ああそうか』等と気づく事がありますから、やはり設計図は大切なものです。
一応、柱を立てて水平と直角を出して軒桁(のきけた)を乗せてみました。先ず先ずですので、これで各部署の採寸を行いました。
棟木と軒桁を購入しましたが、生木を製材してあるので、狂い廻って真直ぐな物はありません。狂った物は狂ったように、墨を打ってやるのだという事を学びました。ここで1.6㎝曲がっており、それだけ長い束を用意しました。
梁で桁を繋いで束を建てました。棟木に墨の直線が見えますが、およそ3分のⅠは曲がっています。木全体がよじれており、垂木を打つのもそういう事を考慮して、高さを揃えなければなりません。
桁繋ぎを乗せて様子を見ています。ここで重要な事を忘れていた事に気づきました。
祠の上下2カ所に長押(なげし)を入れて、神様の社にふさわしく、体裁を良くしなければなりません。
柱の方は松の木で造りましたが、少しサイズが小さいのが玉にきずです。しかし1寸角(3㎝)で1千貫(3750kg)を支えると聞いて来ましたので、これだけあれば十分だろうという事で掛かった訳です。
向かって右が前側ですが、長押(なげし)を入れる幅を削っています。加えて柱の裏側、後ろの柱の前側と左右にホゾ穴を掘って、ここに板を差し込み側壁及び、後ろ側の壁にするのです。
長押(なげし)を入れると、下は台座を入れるために1㎝を削っているし、4角は前と横を削る事から随分と柱が小さくなります。慎重に刻んできて、最後の隅柱を加工しているときに、節の所で突然折れてしまったのです。
折角ここまでやったのにと言う、後悔の念が湧いてきます。丁度、このころ地震もあったりして、小さな柱を削っているので、横揺れしても大丈夫だろうかと疑問が湧いてきました。
いくらの郷の前田には、秋に撒いておいた菜種が咲き始めました。
柱が折れたこと等何もなかったように、精一杯生きています。
4月は異動の時期です。内示があり、新人がいくらの郷に来られるようです。スタッフ一同、何とはなしにウキウキしています。菜の花も満開で、新しいスタッフをお迎えしようとしています。
皆さん、お越しください。