師走を迎えて

 青空の元、いくらの郷の前田の草焼きをしました。

コスモスを植えていましたが、雑草に囲まれて見る影もない状態になっていました。草刈りをして天日で乾かしてから、草を寄せ火を点けます。

 天気が良かったこともあって、思わぬ早く焼けました。草寄せは初めてというkさんも、慣れない手つきで草を寄せています。

 焼いてきれいになったらトラクターで耕起して、ヒマワリの種でも蒔こうかと思います。

農地は2年も放っておくと雑草が生えて、元の姿に返すのが大変です。面倒でも草刈りをして乾かし、それを集めて焼却するという作業がどうしても必要なのです。


 冬の風物詩の「吊るし柿」を縄に結んでいます。乾燥した風が良く吹く場所が良いのですが、当地はあまり風が吹かないので、吊るし柿を作るのには向いた地域ではないのです。

そこで人工的に乾燥機を使い乾燥させたものを、冷凍保存して置き、空気が乾燥した頃に取り出して吊るし柿にするのです。

 ジョカの事前研修で来ているAさんが、初めての吊るし柿を楽しそうに並べています。冬の風物詩です。


 水車の注文が入りました。ネットで検索するとヒットするらしく、茨城県の方から注文です。素人細工でも結構良い働きをするので、毎年のように各地から注文が入ります。ネットの時代ですね。

 簡単なようですが大切なことがあります。竹を切る時期が良くないと竹に虫が入り粉を吹いて、一年で壊れてしまいます。やはり八月頃に切っておいて、自然乾燥させて使うのが良いようです。又、ビスを打ち込むときに、最後まで押し込むと素材が割れてしまうので注意が必要です。

 イモを入れる6角形の一辺に蝶つがいを付けて、出し入れに使います。

多角形にすると円に近くて良いようですが、イモを出し入れする幅がなくなることから、いくらの郷では6角形を基本にしています。

 羽は軽い方が良かろうという事で、戸板の板を剥がして使いました。羽を支える棒は20㎝としました。

中心には13ミリの塩ビパイプを使用しています。

早速、前の川で廻してみました。クルクルと良く回ります。

大工さんに言わせると、余り回りすぎても良くないとのこと。ゴトン、ゴトンとゆっくり回って、イモ同士がこすれて削れる位が丁度良いとのことです。


 今日は3人の研修生と一緒に、バス停に花の苗を植えました。

写真ではきれいに整地してありますが、最初は草ぼうぼうで、先ず草刈り、草の根掘りをして整地します。

 苗の配置は自分たちで決めました。ポットの苗と植えた土を、両手で強く押さえて密着させます。水をかけるのにも、そのような意味があります。

果樹の場合は根を密着させて、風などで動かないように棒を立てて支えてやれば、100パーセント活着します。

 研修生がきれいに植えつけられた苗にお水をやっています。軽く肥料もやりました。

春には美しく咲き誇るでしょう。そんなことを思い浮かべながらの水やりです。

遠慮してか、話が弾まないのが残念ですね。


 めぐみの郷に出かけて、前谷さんから頂いたゆずの絞りを行いました。

 南部町はこのような加工施設が整備されていて、とても良い町だと思います。農家は大豆を作って、安い利用料で豆腐やミソを加工しています。


 冬晴れの天気の良い日にトタン屋根に上り、煙突掃除に取り掛かりました。

 

先にブラシのついた専用の棒を3回ほど上下させ、煤やタールを落とします。

 そのまま落ちると汚れて大変ですから、下にゴミ袋を取り付けておきます。

1年分のススやタールです。僅かしか出ませんでしたが、これは完全燃焼しているという事だと喜びました。ナイロンやプラスチックを燃やせば、タールが付き火災の原因になりますから、良く乾いた木材しか燃やさないようにしています。

 ストーブ本体も掃除します。簡単な造りと思って様々な構造物を取り外して、隅々に溜っている灰を取り出しました。ところが組み立てる段になって空気調整の部品が取り付きません。外した順番も分からなくなり、とうとうN君の助けを借りて、漸く取り付けが出来ました。

 火入れをします。火をつけるのが案外難しく、新人はこれに難儀します。火は下から小さな木屑などに着火して、徐々に大きく燃やしていきます。徐々というところがミソで、最初から大きな木を沢山詰めて火を付けたら燃え上がると言うものではありません。

 そんな事を話しながら、火の前で暫くの時間を過ごします。火を眺めているとだんだん口数も少なくなってきて、ただ眺めているだけで満足な気持ちになるから不思議です。

今年も冬の到来です。


N君が仏像を彫っています。手先が器用で仙田指導員、所長と3人で始めましたが、N君が一番の出来栄えです。所長は「豆腐のような木があればよいのに」等と軽口を叩いていますが、自分の腕のまずさもさることながら、根気が続かないようです。

 

 

 その点、N君は地道にコツコツと彫刻し続けますから大したものです。この分野ではもう言う事もなく、ただ感心して見ているだけです。大学の入学までには仕上げて、記念として持って行って欲しいものです。


 今日はeスポーツとか言って社会福祉協議会の職員さんがやってきて教え、KさんとHさんが画面を見ながら何かやっています。

スポーツをゲームでするのでしょうか。何やら分からない事が多くなって、最近は高齢者にはついていけない事になってきました。


 あと僅かで今年も暮れようとしています。この1年間、ブログにお付き合い頂いてありがとうございました。若者支援という事で色々な取り組みをやっていますが、これまで出会った若者たちはちょっと気弱ですが、素直で正直な若者という印象です。コミュニケーションが苦手で人付き合いが上手くいかずに悩んでいます。それと不登校を経験したり、いじめにあったり、社会に出てから仕事が上手くいかず、そのまま引きこもってしまったという悩める若者が多いのです。全国で140万人以上もおられるという事ですが、一人ひとりが個性を持ち事情も違うので、そのサポートは暗闇を手探りで彼方の明かりを目指して行くような活動です。

その中で確かな事は、実際に体を動かして何かを成し遂げる事で自信を積み重ねて行く事です。どんどん元気になって行き、自分から色々な話をしてくれるようになります。生きる意欲が湧いてくるようです。

 

 そんな若者の姿を見るのが嬉しくて、来年も頑張って行こうと思っています。どうぞ参考になることがあれば教えて頂きたいし、学んでいく努力も惜しまないつもりです。これからもこのブログのファンで居続けて、陰に陽にご指導頂きますようにお願いし、皆様が明るい良い年をお迎えになるように祈り年末のご挨拶とします。


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